写真◎KASHIMA ANTLERS
4月30日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグのヴィッセル神戸戦、ルヴァンカップのサガン鳥栖戦を引き分けで終え、就任後の公式戦成績は2勝2分け。5月1日のJ1リーグ第12節横浜FC戦では3試合ぶりの勝利を狙う。
上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
直近2試合は引き分けも「ポジティブにとらえたい」
相馬直樹監督が就任した直後は2連勝と絶好のスタートを切ったものの、直近の公式戦2試合は引き分けが続いている。「先に(得点を)取られることは当然、望んでいることではない」と指揮官が言うように、いずれも相手に先制される展開を強いられ、勝ち点1を挙げた形だ。
ただし、どちらの試合も追う展開となった後に得点を奪い返していることについては、「僕はポジティブにとらえたい」と相馬監督は話す。今季は第5節福岡戦(0-1)、第6節名古屋戦(0-1)、第7節浦和戦(1-2)と先制されて敗れたが、直近2試合ではしぶとく勝ち点1をもぎ取り、連戦の中で無敗を持続させている。「ひっくり返して、また追いつかれてしまった」というルヴァンカップ鳥栖戦は反省点も多いが、その中でも指揮官はチームの成長を感じているのだろう。
そして、5月1日にはアウェーの地で横浜FCと対戦する。相馬監督は「水曜日のゲームを見ると、非常にアグレッシブなサッカーで、監督が代わってから最初の白星を取った。(鹿島戦にも)そのエネルギーを持ち込んでくると思っています」と、ルヴァンカップで勝利を挙げた勢いそのままにリーグ戦での初勝利を狙ってくる相手を警戒する。
「我々が今持っているすべてを出しても難しいゲームになると思います。簡単なゲームには決してならない」と相馬監督が予想する一戦で、鹿島のチーム力が問われる。