柏レイソルの新外国籍選手、ペドロ・ハウルがルヴァンカップ第4節、横浜FC戦を前にオンラインで取材に応じた。先日のJ1第11節・徳島ヴォルティス戦でデビューを果たしたFWは、柏と日本のサッカーの印象について、そして自身の目標について語った。

上写真=24日の徳島戦でJリーグデビューを飾ったペドロ・ハウル(写真◎J.LEAGUE)

身長192センチのブラジル産ストライカー

 チームに合流後、すぐの出場だった。Jリーグバブル(待期期間)を終え、チームメイトと一緒にトレーニングしたのは数日だったが、24日の徳島戦に75分から途中出場。「フィジカル面はまだまだ。努力を続けて理想のコンディションに上げていきたい」と振り返るが、時間は短いながらもポストプレーや足元の確かな技術をピッチで示した。

 192センチと長身で、前線の新たな基準点として期待される存在は、自らの特徴と得意なプレーについて「私にはフィジカルの強さとテクニックがあり、狭いスペースでもプレーができると思います。強みはフィニッシュとポストプレー。身長は高いですが、足もそんなに遅くはありません」と説明。「チームでその武器を生かし、選手、スタッフとともに努力して貢献したい」と意気込みを語る。

 恵まれた体とポテンシャルの高さは指揮官、ネルシーニョ監督も認めるところだが、重要なのはこれまでプレーしてきたポルトガルやブラジルとテンポの異なる日本のサッカーにフィットできるかどうか。ハウル自身も「日本のサッカーはインテンシティーが高く、スピードも速い」とその違いを認めつつ、「自分が日本のサッカーに順応するために、日々の努力と、ゲーム勘を取り戻せるかが大事」と強調する。

「私は目標の数字については言わないタイプですが、チームに貢献できるように、チームの目標を達成できるように努力していきたい。FWは得点を取れないときもありますが、点を取れなくてもチームが点を取れるようにプレーすることが自分の役割になると思っています。連勝が続くように貢献し、ルヴァンカップも次のステージに行けるように頑張っていきたい」

 姿勢はもちろん、プレーもレイソルファーストを誓う24歳の新ストライカー。新FWペドロ・ハウルに注目だ。

ペドロ ハウル(Pedro Raul)
■ポジション:FW
■背番号:23
■身長/体重:192cm/86kg
■生年月日:1996年11月5日(24歳)
■国籍:ブラジル
■経歴:ECクルゼイロ(ブラジル)→ヴィトーリアS.C.B(ポルトガル)→アトレチコ・ゴイアニエンセ(ブラジル)→ボタフォゴFR(ブラジル)