写真◎KASHIMA ANTLERS
4月19日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。14日にザーゴ前監督からチームの指揮を引き継ぎ、前節の徳島ヴォルティス戦ではアウェーで完封勝利を挙げた。次は中2日で北海道コンサドーレ札幌とのルヴァンカップ第3節に臨む。
上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
守備を立て直し。「一番整備すべき部分に手をつけた」
監督交代劇から1週間が経とうとしている。4月14日、鹿島はザーゴ前監督から相馬直樹監督へと指揮官が代わり、17日のJ1リーグ第10節徳島戦では1-0の勝利を収めた。相馬監督は「たくさんのことができなかったので、一番整備すべき部分に手をつけた。優先順位をはっきりさせた」と、特にリーグ戦では失点が止まらなかった守備を立て直し、完封で初陣を飾った。
価値ある1勝の余韻に浸る間もなく、中2日でルヴァンカップ第3節の札幌戦を迎える。これから先の戦いについては、「正直、連戦すぎてあまり考えていません」と相馬監督。「目の前のゲームですね。相手もまた違いますし、本当に目の前のことをやるしかないと思っています」と、1試合ずつ勝利を挙げていくために集中する。
「我々は、いま整理できているところをどれくらいしっかりと表現できるか。それによって、相手を抑えたり、上回ることができるのかなと思っています。(準備する)時間が短い中で、正直たくさんのことはできていません。ザーゴさんが残してくれたものが自然と出てくれば良いなとも思います」
20日は、ザーゴ前監督の下では1勝も挙げられなかった札幌との一戦。かつて深紅の7番を背にしてピッチ上で輝きを放ったサイドバックが、次は指揮官としてカシマスタジアムに歓喜をもたらすため、難敵からの勝利を狙う。