3月31日、鹿島アントラーズの町田浩樹が練習後のオンライン取材に応じた。U-24日本代表に招集され、3月29日のアルゼンチン戦にも出場し、完封勝利に貢献。東京五輪メンバー入りを狙う長身センターバックは、次のJ1第7節浦和レッズ戦に照準を合わせる。

上写真=3月31日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう町田浩樹(写真◎KASHIMA ANTLERS)

アルゼンチン撃破に貢献。「同じ相手に2度負けることはあってはならない」

 代表ウィークの3月29日には、U-24日本代表の一員としてアルゼンチンとの2試合目に出場し、3-0の完封勝利に貢献した。「一戦目(3月26日・0-1)で負けていたので、同じ相手に2度負けることはあってはならない。全員で戦った結果が勝利につながったと思います」と、町田浩樹は南米の強豪国との対戦を振り返った。

 代表活動が終わり、再び鹿島に合流してJ1の戦いに臨む。4月3日の次節は浦和とのアウェー戦が控えている。チームは町田が不在の中でルヴァンカップの福岡戦に5-1と大勝したが、リーグ戦は2連敗中と結果が出ていない。それだけに「内容よりも結果を求めてやっていきたい」と、浦和戦では勝利にこだわる姿勢を示した。「練習の雰囲気はすごく良い。たぶんルヴァンに勝って良い影響も出ていると思う」と次戦への準備を進めている。

 ただ、浦和戦では犬飼智也が出場停止という懸念材料もある。今季の全試合に出場していた守備の要がいないことで、最終ラインを支える町田の果たすべき役割もより多くなるだろう。「ディフェンスリーダーとして、ディフェンスラインだけでなくてチームを引っ張っていかなくてはいけない」と、町田は浦和戦に向けて闘志を燃やす。

 ここまでリーグ戦は1勝1分け3敗で15位に沈む。「優勝するためには、もう試合を落とすことはできない。とにかく勝つこと」と町田。浦和戦は巻き返しに向けての「非常に大事な試合」という位置づけだ。

「ここから連戦が始まるので、しっかり勝って良い流れに乗っていかなくてはいけない。大事なポイント(となる試合)なので、全員がそれを感じて試合に挑めればと思います」

 代表活動から帰ってきた背番号28が、次は鹿島を勝利へと導いていく。