2021年のJリーグがいよいよ今週、開幕する。サッカーマガジンWEBも参加する「DAZN Jリーグ推進委員会」では、各クラブの注目選手にインタビューを実施。覇権奪回を目指す横浜F・マリノスからはゴール量産が期待されるオナイウ阿道に登場願った。2020年の王者チームとの対戦で勝利を飾り、好スタートダッシュを切りたいと、ハマのストライカーは燃えている!

川崎F戦は気持ちが入るし、楽しみ

開幕戦に勝っていい形で新シーズンをスタートさせたいと語った(写真◎Y.F.M.)

ーー26日には開幕を迎えます。相手は昨季王者の川崎フロンターレです。

オナイウ 客観的に見ても、点を取る力とか、ボールの動かし方とか、個人個人の能力がすごく高いチーム。試合を見ていてもシンプルにうまいと思うことがたくさんあります。実際に対戦してもそうですし、去年はホームもアウェイーもどちらも負けてしまった(ともに●1-3)。力の差を見せつけられて、本当に悔しかった。自分はあまり相手を気にするタイプではないんですけど、川崎が開幕戦の相手になって、何も思わないということはないです。より負けたくないというか。他のチームも、去年は川崎がダントツの優勝だったと感じていると思います。そういう相手と最初にできるのは、楽しみですね。

ーーただの1試合ではないその試合に勝つには何が重要でしょうか。

オナイウ シンプルですが、攻守ともに個人のところで負けないことだと思います。フォーメーションだったり、どっちをボールをが握るとか握らないとかいろいろあると思いますけど、対人の部分や球際の部分で、どれだけ強さを出せるか。そこでの勝ち負けが本当に結果を左右する。僕自身はCBと当たることが多いと思うので、負けずに攻撃の起点になることができれば、良い試合になると思うし、勝利を引き寄せられると思っています。

ーーゴールを挙げるイメージはできていますか。

オナイウ ここで勝ってスタートできたら一番いいと思うので。決めたいですね。

ーー今年でプロ8年目を迎えます。最後に、今後のキャリアについても聞かせてください。今、どんな未来を想像していますか。

オナイウ 先を想像することがうまくないんですが、これまで毎年いろんな刺激を受けながらやってきました。レノファ山口FCに行ったときは結果を求めていったし、大分トリニータにいったときは新しいサッカーに触れて「こんなこともあるんだ」と感じました。そして去年、F・マリノスに来たときは「すごく激しいサッカーをしているな」と感じて。選手としての幅は、プロになった頃よりも確実に広がっていると思いますし、考え方だったり、そういう部分は増えたと思います。そうやってきて、今、自分の将来にはそんなに不安はないですね。だから期待しています、自分に。