2月13日、鹿島アントラーズは宮崎キャンプの最終日にV・ファーレン長崎とトレーニングマッチ(45分×2本、30分×2本)を実施した。相手に先制を許したものの、合計スコア3-1で勝利。トレーニングマッチ終了後、ザーゴ監督がオンライン取材に応じた。

上写真=宮崎キャンプ最終日のトレーニングマッチに視線を送るザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「この2週間で良い準備を」

 鹿島が宮崎キャンプを勝利で締めくくった。最終日に長崎とのトレーニングマッチ(45分×2本、30分×2本)を行ない、合計スコア3-1で撃破。大分戦(1-1)、甲府戦(3-1)も踏まえ、ザーゴ監督は宮崎キャンプを次のように総括する。

「約10日間のキャンプ期間中、鹿嶋でやっていなかったことをこの宮崎でできたと思います。プレスの部分、前から守備をするところ。1戦目(大分戦)はちょっと負荷が重く、(選手の)体がうまく反応していないところはありましたが、2戦目(甲府戦)はそれがだいぶできるようになり、その後も練習を重ねて、今日(長崎戦)もできたと思います。また、若い選手がどういうタイプなのかを見ることができたのも良かった。収穫のあるキャンプでした」

 来日後に隔離期間を経てチームに合流したエヴェラウドとファン・アラーノも、長崎戦で今年初めて試合出場。ブラジルへの帰国中に新型コロナウイルスに感染したレオ・シルバや、新外国籍選手のアルトゥール・カイキとディエゴ・ピトゥカは不在だが、開幕2週間前の時点でその3人を除く戦力がそろった。「(ブラジル籍の)5人だけの力や、あるいは11人の選手だけで勝てるわけではない。グループ全体が同じ目的にベクトルを向けていけば良い結果を出せるようになる」と、指揮官は強調する。

 今後は鹿嶋に戻り、2月27日のシーズン開幕に向けた最後の準備を進めていく。「この2週間で良い準備をし、最終的な仕上げをしていって、良い開幕を迎えることができればと思っています」。ザーゴ監督体制2シーズン目でのタイトル獲得を目指し、深紅の戦士たちはさらにギアを上げていく。