2月5日、鹿島アントラーズは宮崎キャンプでの2日目のトレーニングを行なった。この日はザーゴ監督ら外国籍スタッフと、クォン・スンテ、エヴェラウド、ファン・アラーノがチームに合流。指揮官はオンライン取材に応じ、新シーズンについて言葉を発した。

上写真=宮崎キャンプでのトレーニングに合流したザーゴ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「このキャンプは“リスタート”」

 宮崎キャンプでのトレーニング2日目を迎えた。来日後に隔離措置がとられていたザーゴ監督ら外国籍スタッフと、クォン・スンテ、エヴェラウド、ファン・アラーノがチームに合流。レオ・シルバと新外国籍選手のアルトゥール・カイキ、ディエゴ・ピトゥカは不在だが、その3人を除くメンバーが顔をそろえた。

「このキャンプは“リスタート”であって、“スタート”ではない」とザーゴ監督は語る。「昨年の土台、ベースがもうあるので、その質や精度を高めていくということを強調しました。昨年のようなスタートにならないように、全員でしっかり取り組んでいこうと要求しました」と、選手たちにメッセージを伝えたという。

 新シーズンのタイトル獲得を狙う上で、指揮官が重要視するのは「スタートダッシュ」だ。「今シーズンで考えれば、3月、4月、5月の3カ月で合計22試合(J1・ルヴァンカップ)を戦う」。2月27日のJ1開幕戦も含め、「スタートダッシュが非常に重要になってくる」とザーゴ監督は強調する。

 鹿島を率いて2年目。新型コロナウイルス感染拡大の影響でチームへの合流が送れるなど、2度目のキャンプも「相変わらずイレギュラー」と話す。それでも、「昨年と違うのは準備期間がしっかりあること。昨年のような(シーズン)序盤の結果ではなく、後半戦に示したサッカーをしっかりと序盤から見せて、結果の伴う内容になっていけば」と、連敗発進となった昨季の失敗を繰り返すことなく、シーズン序盤から勝利を求めていく。