サガン鳥栖DF酒井宣福が、4年ぶりのJ1挑戦に意気込んでいる。沖縄キャンプ中の2月4日にオンライン取材で報道陣の質問に答え、現在のプレーポジションや、新シーズンへの思いなどを語った。
上写真=2017年以来、4年ぶりのJ1挑戦に向けて準備を進める酒井(写真◎サガン鳥栖)
「楽しみな気持ちでオファーを受けた」
2011年のアルビレックス新潟に始まり、期限付き移籍も含めてアビスパ福岡、ファジアーノ岡山、大宮アルディージャでプレー。5クラブ目となる鳥栖からの完全移籍でのオファーを振り返り、酒井は「以前から鳥栖の試合を拝見させていただいて、面白いサッカーをするチーム、みんながいきいきとサッカーをしている姿を見て、良いチームだなと思っていた。楽しみな気持ちでオファーを受けました」と心境を明かした。
新潟時代の2017年以来となるJ1でのプレーに向けて、ここまでは左右のサイドバックでプレーしているという。「チームの特徴である、攻撃的なサイドバックが求められている」と語り、「(これまでプレーしたクラブとは)スタイルが全然違う。攻撃でイニシアチブを取るようなサッカーをしているので、ボールを持つところ、仕掛けるところ、フィニッシュのところで、もっと精度を上げていかなければいけない」と課題を挙げる。
28歳、まだ老け込むような年齢ではないが、今季の鳥栖はさらに若い選手も多い。始動から沖縄キャンプが進むにつれて「エネルギッシュな選手が多く、若い力が下から底上げしてくるようなエネルギーを感じている」と新天地の印象を語る。
昨季は負傷に泣かされ、J2リーグ出場はわずか5試合。「ほぼシーズンを棒に振ってしまった。まずはケガをしない体づくりを大事に考えている」と開幕までを見据え、「なるべく多くの試合に関われるようにやっていきたい」とチームへの貢献を誓った。