浦和レッズの槙野智章が27日、沖縄キャンプ4日目の練習後、オンラインでメディアの取材に応じた。リカルド・ロドリゲス新監督のトレーニング方法や新たな取り組み、新シーズンに向けた意気込みを語った。

上写真=沖縄でキャンプ中の浦和レッズ、槙野智章(写真提供◎URAWA REDS)

求められることがはっきりしている

 リカルド・ロドリゲス新監督の練習がよほど新鮮なのだろう。浦和10年目の槙野智章は充実した表情でキャンプの練習について話した。

「求められることがはっきりしていて分かりやすいですね。リカルド・ロドリゲス監督はグループ、チームでいかに攻めて、いかに守るかを大事にしています。厳しい練習が多いですけど、やりがいはありますよ」

 昨季から継続していることだけでなく、プラスアルファも多い。この日はハイプレスのかわし方をチームとして新たに取り組み、GKを含めた最終ラインでのボールを動かし方を確認した。

「ボールを受ける立ち位置のルールが昨年とは違います。キーパーの横まで味方ディフェンダーが落ちて、ボールを受けていますので。僕らディフェンダーは、ポジションを取ることをすごく要求されていますね」

 若い選手たちが数多く加入し、チームの雰囲気もガラリと変わった。同世代の選手が多く、新加入選手たちものびのびしている。槙野は同じDFとして、青森山田高から加入した藤原優大、レッズユースから昇格してきた福島竜弥に積極的に声を掛け、成長を促すアプローチをしていくつもりだ。キャンプでは若手、中堅、ベテランがうまく融合し、質の高いサッカーができているという。

 今年5月で34歳を迎える槙野も意欲的だ。リカルド・ロドリゲス監督との個人面談では最終ラインはすべてこなせることをアピール。

「自分が思っている以上に監督の戦術、やり方で能力を引き出してもらえるのかなと思っています。シーズンが始まってみれば、自分でも予期しないポジションでプレーしているかもしれません。新しい1年が見れるんじゃないのか、と僕自身もワクワクしています」

 リカルド・ロドリゲス新監督のもとで、ベテランもまだまだ伸びていくかもしれない。