湘南ベルマーレのMF梅崎司が26日、沖縄キャンプの午前トレーニングを終えた後、オンラインでメディアの取材に応じた。3人制キャプテンの一人としての思いや2021年シーズンへの意気込みを語った。

上写真=沖縄キャンプでトレーニングする梅崎司。新シーズンへの思いを語った(写真提供◎湘南ベルマーレ)

プロ17年目で初めてのキャプテン

 湘南ベルマーレの梅崎司は、今年2月で34歳を迎えるが、気持ちも体もまだまだフレッシュだ。プロ17年目で初めてキャプテンに指名され、意欲にあふれていた。

「監督から直接連絡をもらったときは素直にうれしかったです。誰でもできることではない。信頼してもらっているからこそだと思います」

 今オフは体がなまらないように12月後半から徐々に体を動かしていた。昨季はケガに苦しみ、リーグ戦2試合出場のみ。最終節は準備を整えながらもベンチ外となった。悔しさも感じたが、練習のなかで手応えも得た。

「昨季は正直、うまくいかなかったシーズン。僕のなかでもワーストに入るくらい。でも、いろいろなことに気づけた。僕は僕らしくチャレンジしていく。今季はスタートからできています。一日一日、ワンプレーワンプレーの積み重ねが、試合につながるはずです」

 ケガから完全に回復。キャンプではテーピングも巻かずにはつらつとプレーしている。今季もJ1残留が現実的な目標になってくるが、カップ戦ではチャンスさえあれば、2018年以来となる頂点も見据える。

「そこを目指すのか、目指さないのか。上を目指していくことが大事。可能性はゼロではないです」

 チームとしての課題にも目を向けている。昨季は接戦で負けることが多く、課題の一つに上げていた。

「チーム全体でより攻撃的にゴールを狙っていきいたい。ギアの入れ方などを共有していく。個人としても、そのなかで変化をもたらすことができれば、と思う」

 勝ち切るために1点でも多くゴールを積み重ねて、勝ち点3をもぎ取るつもりだ。選手の入れ替わりは多かったが、湘南のスタイルは普遍。キャンプではチーム力の底上げに力を注ぎ、アグレッシブに戦う準備を進めている。