川崎フロンターレは25日、J1連覇のかかる2021年シーズンをスタートさせた。今季から加入した戦戦力のMF小塚和季も初日のトレーニングに参加。終了後にはオンラインで取材に応じ、チームの印象や今季の意気込みを語った。

上写真=練習初日を終えてオンラインで取材に応じた小塚和季(写真◎スクリーンショット)

まずは自分を分かってもらうこと

 初日のトレーニングを終えて取材に応じた『新戦力』の小塚は、チームの印象を聞かれて、「本当に、一人一人、技術がある」と率直な感想を語った。23日の新体制発表で「いつかフロンターレでやってみたいという気持ちがあって、オファーをいただいてうれしくて、やってやろうという気持ちです」と意欲を語っていたが、思い描いてきた通りの、レベルの高さを実感できたのかもしれない。

「今の段階ではやっぱりみんなに自分の持ち味というのを知ってもらいたい。練習から自分の得意なプレーを、たとえばスルーパスだったり、得点に直結するプレーというのを、意識しながらみんなに分かってもらって、その中でチームでやるべきことをやっていけたらと思います」

 小塚は、いかに自分の持ち味を出していくかをしっかり考えている。開幕までは1カ月。時間はそれほど多くない。新体制発表の際には「(チームのスタイルに)フィットするだろうと思ったし、いままでは自分が味方を使うことが多かったけど、自分も使ってもらえると見ていて思いました」と移籍を決めた理由についても語っていたが、使い使われる関係性を構築するのは、一朝一夕ではできない。だからこそ、1回1回のトレーニングを濃密なものにすべく、力を注いでいくつもりだ。

 まだ指揮官とは起用法や具体的な役割について話していないとのことだが、昨季の川崎Fのフォーメーションならインサイドハーフで起用されるイメージを持っているという。そして、「フロンターレには魅力のあるスタイルで試合に勝つことを掲げているので、その中で自分のプレーで観客を魅了して、なおかつゴールに直結するプレーだったり勝利につながるプレーというのをやっていきたい」と、自身がフロンターレサッカーのプラスアルファになると誓っている。

 中村憲剛が引退し、守田英正と下田北斗は移籍した。中盤の再編成も見込まれる中で、新戦力の小塚は当然ながらポジション争いに挑むことになる。簡単ではないことは本人も重々承知だが、「試合に早く出場するということと、それが達成できたのであれば、やっぱり10ゴールに絡むというのは、今季の目標にしたいと思います」と意欲を示した。

 チャンピオンチームの一員になっただけでは終わらない。J1連覇とACL制覇を目指す一員として、しっかり勝利に貢献するのが目標だ。小塚にとって、胸躍る挑戦が始まった。