横浜F・マリノスと浦和レッズで活躍したFWマルティノスがベガルタ仙台に加入することが、1月7日に発表された。2020年11月に契約満了に伴い、浦和を退団することが発表されていた。

上写真=スピード感満載のマルティノスのドリブルが、今度は仙台で見られる(写真◎Getty Images)

スピードとドリブルが自慢

 横浜F・マリノスで2016年から2シーズン、浦和レッズで18年から3シーズン、J1で合計103試合を戦ってきたアタッカーが、ベガルタ仙台の一員になる。

 マルティノスの武器といえば、なんと言ってもそのスピードだ。長い手足を生かしてゴールに向かって突き進む直線的な速さは、相手DFを何度も悩ませてきた。2021年はそれが仙台で披露されることになる。

「ベガルタ仙台に加入し、手倉森誠監督と一緒に仕事ができることを大変うれしく思います。自分のスピードやドリブルを中心としたプレーが、チームの力になると信じています。今シーズンはファン、サポーターのみなさまとともに、すばらしい結果を手にしたいと願っております。応援よろしくお願いいたします」

 オランダ、ハンガリー、ルーマニアでのキャリアを経て、日本では6シーズン目を迎える。オランダの年代別代表、キュラソー代表の経歴もあり、仙台の攻撃の大きな力になりそうだ。

 なお、浦和からは11月30日に契約満了に伴う退団が発表されていて、そのときには浦和のファン・サポーターに感謝のメッセージを残している。

「この3年間は、私の人生で最も困難な年月で、多くのことが起こりました。しかし、私は自分自身を信じ続けていました。そして、最近は試合にも出場しています。信念を持ち続けた理由は、ファン・サポーターのみなさんにいいゲームを見せて喜んでもらい、ゴールを届け、闘う闘志を、私の決して諦めない姿勢を見てもらうためでした。それらを私が貫き通せた最大の理由は、浦和レッズのファン・サポーターのみなさんの存在です。みなさんはいつも私を支えてくれました。だからこそ、ファン・サポーターのみなさんのために諦めることはできませんでした。この3年間の素晴らしいサポートに感謝します。みなさんのことは決して忘れません」

マルティノス(Quenten Geordie Felix Martinus)
■ポジション:FW
■生年月日:1991年3月7日
■身長/体重:183cm/70kg
■出身地:キュラソー