アビスパ福岡は12月30日、大分トリニータのFW渡大生が完全移籍で加入すると発表した。ギラヴァンツ北九州でプロキャリアをスタートさせたストライカーは、九州でのプレーは3クラブ目となる。

上写真=大分から福岡への完全移籍が決まった渡(写真◎J.LEAGUE)

「自分への不甲斐なさと感謝でいっぱい」

 1993年6月25日生まれ、広島県出身の渡は、地元の広島皆実高から2012年にギラヴァンツ北九州に加入。1年目からJ2リーグでコンスタントに活躍を続けると、徳島ヴォルティスに移籍して2年目の17年にはJ2日本人最多となる23得点を挙げた。

 18年に地元のサンフレッチェに完全移籍し、2年間でJ1リーグ40試合に出場して4得点。20年は完全移籍した大分でJ1リーグ23試合に出場、2得点を挙げた。大分での成績は不本意だったようで、今回の移籍に際し、大分のクラブ公式HPを通じて「自分への不甲斐なさと感謝でいっぱいです。ありがとうございました! 大好きでした!」とコメントしている。

 福岡への移籍で、九州でのプレーは3クラブ目。福岡の公式HPでは「渡です。渡大生です。毎日頑張り続けます。常に頑張り続けます。すべてを受け止めてください。よろしくお願いします」と独特のコメントを発表している。