セレッソ大阪は29日、ジェフユナイテッド千葉からCBの鳥海晃司を完全移籍で獲得したと発表。プロ3年目のシーズンとなった2020年はキャリアハイの31試合に出場。守備の中心としてプレーし、経験を積んだ。

上写真=子供の頃から千葉で育った鳥海晃司はチャンスをつかむために移籍を決断した(写真◎Getty Images)

タイトル獲得のために全力でプレーします

 タイトな日程で開催された今季のJ2リーグで、千葉はリーグ再開当初は完全なローテーション制を採用していた。だが、メンバーを固めた秋口から、鳥海はディフェンスラインの中心としてプレー。守備を重視する尹監督も信頼するCBとして成長をした。

 だが、千葉のアカデミー育ちのCBは新天地を求めることを決断した。

「はじめまして。ジェフユナイテッド市原・千葉から移籍する事になりました鳥海晃司です。セレッソ大阪のタイトル獲得のために全力でプレーして、1日1日を大切にしていきたいと思います。よろしくお願いします!」

 このタイミングでの移籍を決断した理由については、長い時間を過ごしたジェフとサポーターへの感謝のメッセージから伝わってくる。以下は千葉の公式HPを通じて発表したコメントだ。

「僕とジェフの出会いを遡ると、サッカーを始めた頃からジェフのスクールにお世話になり、ここまでジェフと共にサッカー人生を歩んできたと思っています。小学生の頃は市原臨海球技場に何度も応援をしに行きましたし、ジェフ対レアル・マドリードの試合の応援にも行きました。ナビスコ2連覇した時は僕も国立に足を運び、ゴール裏でサポーターとして応援していましたし、本当にジェフが大好きでした。
 憧れのジェフに入るためにジュニアユースの入団試験を受けましたが、1度目は落選してしまいました。どうしてもジェフに入りたくて母に頼み、2度目の入団試験を受けさせてもらい、最後の1枠で拾ってもらったことを今でも鮮明に覚えています。
 念願のユースからのトップ昇格は出来ませんでしたが、明治大学へ進学しジェフからオファーをいただいた時、即答したのを覚えています。
 僕はジェフとサポーターの皆さんが心の底から大好きです。
間違いなく黄色の血が流れていると思いますし、誇りに思っています。僕もずっとジェフのサポーターだったので、応援している選手が移籍するときのサポーターの気持ちは十分に理解しているつもりです。だからこそ簡単に今回の移籍の決断をする事ができませんでした。
 プロサッカー選手は非常に短命だと僕は感じています。来年も同じようなオファーが来るという保証はありません。プロサッカー選手として目の前に来たチャンスを掴むためにチャレンジをし続けるべきだと思っていますし、ジェフファミリーの皆さんならこのチャレンジを理解をしてくださり、背中を押してくれると思っています。
 この決断をして良かったと思えるようにするのも自分次第だと思います。ジェフで培ったもの忘れずに必ず成長してきます。これまで本当にありがとうございました」

 2020年、キャリアハイとなる31試合で出場した鳥海。新天地でさらなる成長を目指す。

鳥海晃司(とりうみ・こうじ)
■生年月日:1995年5月9日
■出身地:千葉県
■身長/体重:182cm/71kg
■ポジション:DF