名古屋グランパスは12月28日、浦和レッズからMF長澤和輝を獲得したことを発表した。AFCチャンピオンズリーグに出場する名古屋にとっては、チーム力アップの効果的な補強になるだろう。

上写真=長澤和輝が浦和から名古屋へ。献身的に走り回るプレーは必ず名古屋のチーム力を高めるはずだ(写真◎Getty Images)

「次会うときは浦和レッズを倒すために闘う」

 AFCチャンピオンズリーグでグループステージ出場が決定した名古屋グランパス。セレッソ大阪からFW柿谷曜一朗、DF木本恭生を獲得したのに続き、浦和レッズからMF長澤和輝を完全移籍で加えて着々とチーム強化を進めている。

 1991年12月16日生まれ、29歳の長澤和輝は日本代表経験もあるMF。2014-15シーズンにはドイツの1.FCケルンでもプレーしていて、帰国後にジェフユナイテッド市原・千葉を経て浦和で4シーズン、主力としてプレーしてきた。

 新しいクラブのサポーターには、シンプルに「この歴史あるクラブに加入出来ることを嬉しく思います。精一杯グランパスのために戦います。 よろしくお願いします!」とあいさつ。

 豊富な運動量で攻守に惜しまずピッチを走り回る姿は、味方の選手にもサポーターにも支持されてきた。それがもう一つの赤のチームのために、J1で、そしてアジアの舞台で生かされることになる。

 浦和のサポーターに向けては、熱いメッセージを伝えている。

「なかなか試合に絡めなくてもアピールし続けた練習、ACLで優勝して浦和の街でサポーターのみなさんと喜びを分かち合った夜、苦楽を共に過ごしたチームメート、個性たっぷりの監督たち、裏方でレッズを支えるクラブスタッフとの円陣。このクラブの価値である熱いサポーターとの日々を振り返ると感謝と感動の二つの言葉が浮かびます。浦和レッズのため闘ってきました。次会うときは浦和レッズを倒すために闘うことになります。再会を楽しみにしています。ありがとうございました」

 浦和のために死力を尽くして戦ってきたからこその言葉を残した。