ヴィッセル神戸のMF郷家友太が18日、オンラインで取材に応じた。カタールで集中開催されたACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)で存在感を示し、U-23日本代表に初選出された郷家は「真ん中で勝負したい」と、ボランチでの生き残りを誓った。

上写真=18日の練習後に取材に応じた郷家(写真◎VISSELKOBE)

「かけがえのない1カ月になった」

 プロ3年目の今季はここまでリーグ戦で23試合出場5得点。試合数、ゴール数ともにキャリアハイを記録するなど充実のシーズンを送っている。

 新型コロナウイルスの影響によりカタールで集中開催されたACLではレギュラーポジションを確保し、チームの4強入りに大きく貢献。今季リーグ戦では主にウイングで起用されてきたが、ACLはセルジ・サンペールが外国人枠の関係で登録外となったこともあり、山口蛍とダブルボランチを組んでピッチに立った。

「プロになってからサイドバックをやったり、サイドハーフをやったりしてきたけど、やっと自分の居場所を見つけられた大会。ボランチとして蛍くんの隣でプレーできたことで、僕にとってかけがえのない1カ月になった。この短期間で成長できたと思う」

 青森山田高時代はトップ下やボランチを主戦場としており、ピッチ中央こそ本来の居場所。「どこに試合に出るかを決めるのは監督ですけど、自分の思いとしては真ん中の位置で勝負したいという思いは強くなった」。19日にアウェーで行なわれるFC東京戦には外国籍選手は帯同せず、引き続きボランチでの起用が予想される。今月22日から実施されるU-23日本代表候補トレーニングキャンプに気持ちよく参加するためにも、勝って充実のシーズンを締めくくりたい。