ヴィッセル神戸のFW古橋亨梧がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝、水原三星(韓国)戦を翌日に控え、公式会見に臨んだ。2月のゲームではゴールを決めて勝っている相手。今回も自らの得点でチームを勝利に導くと誓った。

上写真=水原三星戦前日の公式会見に出席した古橋亨梧(写真◎VISSEL KOBE)

チームは一つになれている

 水原三星とは今季、3度目の対戦になる。成績は1勝1敗。勝利を収めた2月19日のアウェーゲームでは、1-0で勝利した。ともに、その当時とはともに監督が代わり、カタールで行なわれた2度目の対戦(12月4日)は、神戸がすでに決勝トーナメント進出を決めたあとの試合で、選手のコンディション調整を優先したこともあって、0-2で敗れている。

 その意味で、神戸側に苦手意識はない。とくに古橋は勝利を挙げた敵地での試合で90分に決勝ゴールを決めている。

「水原とは3度目の対戦で、アウェーでは勝っています。カタールでは負けましたけど、今回は良い試合になると思いますし、個人的には得点を決めて勝利に貢献できるように、積極的に仕掛けていきたいと思います。
 相手はすごくフィジカル的に強く来るので、僕たちとしてはそれをうまくパスでかわして、良いサッカーを見せられれば。日本の代表のクラブとして、胸を張って良いプレーができるように、個人的には得点ができるように、勝利に貢献できるように積極的にプレーしていきたいです」

 FC東京、横浜F・マリノスがラウンド16で姿を消し、日本のクラブで準々決勝に進んだのは神戸だけだった。だから古橋「日本の代表」という表現を使ったのだろう。実際、チーム状態も自身のコンディションも良く、勝利への自信はある。

「こういうトーナメントでは試合に出ている選手、出ていない選手、スタッフの全員が一つになること、団結力というのもすごく意味があるものになる。(神戸も)勝ったり負けたりしましたけど、団結力があるから、ここまで勝ち進めたと思います。本当に周りの支えのおかげで、今の僕たちがあると思うし、出ている選手が出ていない選手の分まで、そして応援してくれる人たちの分まで、プレーをして、多くの人に勇気を与えられたらなと思います」

 今大会、試合のたびに行なわれる公式会見の席上で、三浦淳寛監督も、登壇した選手たちも一様に「チームのまとまり」について口にした。いわく、「今、チームが一致団結している」と。古橋も同じだ。

「チームは一つになれていますし、すごく良い雰囲気でできているので、すごく楽しいです。個人としてはコンディションも上がってきて、良いプレーが増えてきていますし、あとは結果を残すだけ」
 水原戦は日本時間今夜23時、キックオフ。古橋はアジア4強の扉を開くゴールを挙げると誓った。