写真◎J.LEAGUE
6日に行なわれたJ1第31節の湘南ベルマーレ戦に勝利し、2位をキープしたガンバ大阪。今季ここまで28試合に出場し、キャリアハイを更新中の21歳のMF福田湧矢が貴重な先制点をマークした。
上写真=ゴール後にベンチへと向かって走る福田(写真◎J.LEAGUE)
■2020年12月6日 J1リーグ第31節(@BMWス:観衆6,461人)
湘南 1-2 G大阪
得点:(湘)中川寛斗
(G)福田湧矢、パトリック
次節は「味方を信じたい」
湘南戦で目の覚めるような強烈なシュートを突き刺し、6分に先制点をもたらした福田はこれが今季初ゴール。「今年に関してはサイドバックが多かったので得点よりもアシストを狙っていたんですけど…最近はケガ人が多くて前のポジションで出ることが多かったので、やっと取れて良かった」と、試合後のオンライン会見で笑顔を見せた。
負傷の小野瀬康介に代わって右サイドハーフとして先発する機会が増える中、チームメイトの宇佐美貴史に教えを乞い、シュートの技術を高めてきた。ようやく本番で練習の成果を発揮し、「宇佐美さんに教えられたことをちゃんと意識して打てた。あの人には感謝しかないです」と先輩を立てた。
この日はA代表と五輪代表を率いる森保一監督が視察のため来場。来年の東京五輪出場に向けてアピールに成功したが、「(代表は)あんまり意識していない。まずはチームで結果を残すことしか考えていない」ときっぱり。天皇杯出場権を得られる2位が確定する可能性のある次節、横浜FC戦は累積警告のため出場停止となるが、福田は「味方を信じたい」と思いを託した。
取材◎多賀祐輔