ヴィッセル神戸は明日28日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節、広州恒大戦に臨む。すでに決勝トーナメント進出を決めているが、三浦淳寛監督は27日に行なわれた公式会見で、次の試合も勝ちにいくと力強く語った。

簡単ではないが一つになって目指す

 Jリーグでは5連敗と苦しい状態に陥っていたが、ACL再開初戦では持ち味を存分に発揮した。広州恒大(中国)という優勝経験もある強豪相手に、3-1で快勝。しかも、グループステージ(GS)突破を決めた。

 明日28日のGS第4節は、またも広州恒大との対戦となる。中2日で同じ相手との連戦になるが、三浦監督は変わらぬ姿勢で臨むと話した。勝ち点3で首位が確実になる状況だが、引き分け狙いではなく、勝利を目指す。メンバー選考については「トレーニングの状況を見て、選手のコンデイションを把握したうえで決める」とした。つまりは、「明日の試合も勝ちにいく」。

「チームとして目指すのはアジアナンバーワン。ここを目指していく。チームのスローガンでもあるし、この大会を獲ることを選手たちは意識しながらプレーしていると思う。自分の経験でもアジアのレベルは非常に上がってきていると思うので、勝つことは非常に難しいと思うが、目標はあくまでもそこです。とにかく選手、スタッフ含めて一つになってそこを目指してやっていきたいと思う」

 目の前の試合で勝利を目指すのはもちろんだが、狙うはアジアナンバーワンだ。現地メディアからはさらに数年後の未来像も聞かれた。

「あくまでも世界レベルにいくためにわれわれは努力している。そこには選手だけではなく、クラブの努力も必要。たやすくないが、可能性は確実にあると、私は信じている」

 壮大な目標を達成するために負けていい試合など一つもない。