J1の浦和レッズは25日、大槻毅監督との契約について2020シーズンをもって満了とし、来シーズンの契約を更新しないことで合意したと発表した。2021シーズンの新体制については、決まり次第発表するとしている。

上写真=今季限りでの退任が決まった大槻監督(写真◎Getty Images)

「まだ4試合、大切な試合があります」

 大槻監督は浦和の育成ダイレクター兼ユース監督を務めていた2018年4月、トップチームの堀孝史が解任されたことに伴い暫定監督に就任。オズワルド・オリヴェイラ監督の就任後はコーチとなり、2019シーズンからトップチームを離れたが、同年5月に成績不振によりオリヴェイラ監督が解任されたことを受け、再びトップチームの指揮を執っていた。今季ここまでの成績は13勝6分け11敗の9位。

 クラブ公式サイトで発表された立花洋一代表と大槻監督のコメントは以下の通り。

●立花洋一代表コメント

「今シーズンをもちまして、大槻 毅監督との契約を満了する事となりました。大槻監督は2004年から浦和レッズ強化本部スタッフとしてクラブに携わり、その後も分析コーチ、アカデミーダイレクター兼ユース監督として浦和レッズのために力を尽くし、特に2018シーズンと2019シーズン、チームが不振の際には2度監督業を引き継ぎ、AFCチャンピオンズリーグで準優勝するなど、度々チームを救ってくださいました。
2020シーズンも、リーグ優勝に向けたチーム強化3年計画の1年目として、チームコンセプトに沿ったベースを築く重要な役割を担っていただいております。大槻監督のこれまでのクラブに対する多大なる貢献や功績に、心より感謝申しあげます。今シーズンも残すところ4試合となりますが、浦和レッズは、目標に向けて最後まで全力で闘って参ります。みなさまにも引き続き、熱いサポートをお願い申しあげます」

●大槻毅監督コメント

「本リリースの通り、今シーズンをもって契約を満了することとなりました。シーズン終了後に改めてみなさまへ私からのコメントをお伝えさせていただきます。我々の目の前にはまだ4試合、大切な試合があります。まずはその試合に向けて、私に課せられた仕事を全うさせていただきます。これまでと同様、チームのサポートをよろしくお願いいたします」