J1リーグで6位のセレッソ大阪は25日、11位の大分トリニータとアウェーで対戦する。ここ4試合勝利から遠ざかっているC大阪だが、DF片山瑛一は試合内容に手応えを示し、「あとは結果を手繰り寄せるだけ」と話した。

上写真=24日のオンライン取材に応じたDF片山(写真◎CERRZO OSAKA)

「殻を破って成長しないと」

 前節のサンフレッチェ広島戦では左SBで先発し、後半から3バックの右ストッパーを務めた片山。今季はそのポリバレント性を武器にここまで26試合に出場し、J1では自身キャリアハイのシーズンを送っている。

 上位争いを演じるチームの主軸として活躍する片山は「試合の中でうまくいく時といかない時があるけど、試合の中で修正できるようになってきていると思うので、あとは結果を手繰り寄せるだけ」と、ここ4試合未勝利という現状にも悲観せず。とはいえ、堅守が自慢のチームにとって5試合連続失点はやや気がかりで、片山も「最近は失点の場面が増えているので、みんなで集中力を高める必要がある」と話した。

 シーズンが進むにつれて対戦相手に分析され、苦戦を強いられる展開が増えており、「チームとしてもう一つ殻を破って成長しないといけない」と片山。今季のリーグ優勝の可能性は消滅したが、今季の天皇杯、そして来季のACLへの出場権を得られる2位に入るチャンスは残っている。シーズン終盤戦に向けて片山は「最後に笑って終われるようにもう一度気を引き締めて、みんなでやっていきたい」と意気込んだ。