J1のセレッソ大阪を率いるロティーナ監督が2日、ガンバ大阪との「大阪ダービー」(3日・ヤンマースタジアム長居)に向けてオンライン取材に応じた。

上写真=大阪ダービーを前にオンライン取材に応じたロティーナ監督(写真◎スクリーンショット)

直近2試合はC大阪が連勝中

 勝点48で4位のC大阪と、勝点51で2位のG大阪が通算40回目の「大阪ダービー」で激突する。過去の対戦はG大阪が23勝5分け11敗と大きくリードするが、直近2試合のダービーではC大阪が2連勝中。またC大阪はホームでは7勝4分け8敗と互角の成績を残している。

 ロティーナ監督が就任した2019年以降は2勝1敗と勝ち越しており、今年7月の対戦でも敵地で勝利した(第2節・○2-1)。とはいえG大阪は直近10試合で9勝1分けと絶好調で「勢いがある。拮抗した内容でも彼らのほうに結果が傾く試合が続いている」とロティーナ監督。「上位にいるチームはそれぞれに強みがあるからこそ上位にいる。明日も難しい試合になる」と険しい表情で語った。

 今季のJ1は川崎フロンターレの優勝がほぼ確実となっているが、天皇杯出場権を懸けた2位争い、また来季のACL出場権争いは熾烈。上位対決となる明日のダービーでC大阪が勝利すれば、3位の名古屋グランパスの結果次第で一気に2位に浮上する可能性もある。

 ロティーナ監督は「これからすべての試合のポイントが重要になってくるが、特に上位対決は重要になる。また順位やシーズンの状況を抜きにしてもダービーはとても重要で、大阪ダービーを重要視しているサポーターの気持ちは理解している。彼らのためにも自信を持って勝ちにいきたい」と話した。