J1のサガン鳥栖は25日、横浜F・マリノスよりGK朴一圭(パク・イルギュ)が期限付き移籍加入することが決定したと発表した。移籍期間は2020年10月25日~2021年1月31日まで。鳥栖での背番号は40番に決まった。

上写真=鳥栖への期限付き移籍が決まったGK朴一圭(写真◎Getty Images)

昨季はJ1優勝に大きく貢献

 現在30歳の朴一圭は朝鮮大から2012年に藤枝MYFCに加入し、2016年から所属したFC琉球ではクラブ初のJ2昇格に貢献。2019年に横浜FMに完全移籍するとシーズン途中から守護神の座をつかみ、J1優勝の立役者の一人となった。

 今季も開幕時はレギュラーとして出場したが、リーグ中断期間中の6月に右手骨折でチームを離脱。その間に今季加入のGK梶川裕嗣が台頭してきたこともあり、ここまでリーグ戦では12試合の出場にとどまっていた。なお横浜FMは23日に鳥栖からGK高丘陽平を完全移籍で獲得しており、両クラブ間でGKがトレードされる形となった。

 朴一圭は鳥栖のクラブ公式サイトを通じて「一日でも早くチームの勝利に貢献できるように全力で頑張りますので応援よろしくお願いします」とコメント。また横浜FMのクラブ公式サイトでは次のようにコメントを残している。

「この度、サガン鳥栖へ期限付き移籍することになりました。急なご報告になってしまったことを申し訳なく思っています。

 まず、J3でプレーをしていた自分にJ1でプレーする機会を与えてくれたF・マリノス、そしてボスにとても感謝しています。また、サッカーに集中出来るようにサポートし支えてくれたスタッフの方々、チームメイトのみんな、本当にありがとうございました。このクラブに来る前までは、伝統あるF・マリノスでサッカーができるとは夢にも思っていませんでした。そしてF・マリノスに来たからこそ素晴らしい経験を得ることができました。

 シーズン半ばで移籍をすることになりますが、これまで応援してくださったファン、サポーターの皆さんの支えがあったからこそ、僕のF・マリノスでの日々がありました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。僕をF・マリノスファミリーとして温かく迎え入れてくれてありがとうございました。

 J1でプレーする機会を与えてくれたF・マリノスのためにも、挑戦する姿勢、諦めない気持ちを強く持ち、僕はこれからも前を向いて挑んでいきます」