写真◎VISSEL KOBE
ヴィッセル神戸を率いる三浦淳寛監督が20日、オンライン取材に応じた。神戸がACLに出場する関係で21日に開催されるJ1第33節の鹿島アントラーズ戦に向けて、三浦監督は「コンディションを見極めながらメンバーを考えたい」と語った。
上写真=鹿島戦前日にオンライン取材に応じた三浦監督(写真◎スクリーンショット)
「勝ちにこだわった試合をしたいが…」
20日の練習後に取材に応じた三浦監督は「明日に向けて一致団結して、非常に良いトレーニングができた」と振り返ったが、前節から中2日の鹿島戦に向けては「まだメンバーは決めていない。これから考えたい」と話した。
ベスト布陣で臨んだ前節の広島戦(18日、●1-2)では、ここまでリーグ戦全試合に出場中でタフさが売りの元日本代表DF酒井高徳にも疲れが見えた。「ハードな試合が続いているので、高徳も出場時間を考えたら疲労は当然」と三浦監督。酒井に限らず主力の多くが「連戦のなかで疲労がたまっている」。指揮官は苦しい台所事情を認め、「コンディションを見極めながら明日のメンバーを考えたい」と語った。
リーグ戦は現在11位で、ルヴァン杯も準々決勝で敗退。リーグ戦上位2クラブのみが参加できる天皇杯も絶望的で、残すタイトルは11月下旬に再開されるACLのみとなっている。主力の戦線離脱を避けたい三浦監督は「ACLのこともある。リーグ戦の戦い方というのは、もちろん勝ちにこだわった試合をしたいが、選手起用に関しては慎重に考える必要がある」と語り、鹿島戦でのメンバーの入れ替えを示唆した。