上写真＝高嶺は途中出場も含めて19試合に出場。本人は「先発機会を増やしたい」と意欲を燃やす（写真◎J.LEAGUE）
結果のところで貢献したい
もはや大卒ルーキーと修飾語を付けるのもはばかられる。高嶺朋樹はケガで戦列を離れた時期もあったが、今季ここまでに19試合に出場し、チームの戦力として存分に働いている。ペトロヴィッチ監督もその成長に大きな期待を寄せる一人だ。
「（監督には）具体的には言われていませんが、自分の特長を出して楽しんでサッカーをやってほしいと言われています。自分が求められているのはボール奪取だったり、前に運ぶ力だと思うので。そういうところは毎試合出しつつ、結果のところでも貢献したい」
「J1のカテゴリーに慣れてきたというのは、一つあります。それは自分の中では収穫です。自分の能力はJ1で通用すると思っています。ただ、その中でチームを勝たせるという点にもっとフォーカスしてやっていきたい。やっぱり結果だったり、アシストだったり、ゴールで貢献したい」
ここまで歩みを振り返り、確かな手応えを感じていると話す一方で、結果へのこだわりも示した。目指すところは、もっと高みになる。
「チームとして、負けが多い状況ですけど、勝てる試合を増やしていくのがもちろん大事ですし、個人としてはスタメンでより多く試合に出てチームを勝たせる働きをしたいと思っています」
チームを勝たせるために、決定的な仕事をしたいと誓う。多彩なキックで攻撃を加速させ、違いを生むことに加え、目に見える形で結果を出すと意欲を燃やす。きょう、対戦するのは鹿島アントラーズ。3カ月前の対戦では、2-0で勝っている相手だ。
「開幕当初は不調だったと思いますけど、立て直してきて元々あった常勝鹿島という力を発揮していると思います。そういうチームに対しても自分たちが気負うことはなく、力を発揮していけば、同等以上の戦いができると思う。何としても勝利をつかみたい」
試合は本日18日、札幌ドームで13時にキックオフされる。高嶺はその左足でチームを勝利に導けるかーー。