写真◎J.LEAGUE
10月10日、ニッパツ三ツ沢球技場でJ1リーグ第21節が行なわれ、横浜F・マリノスが後半の4得点で大分トリニータを下した。FWエリキは途中出場から2点を奪い、今季のゴール数を2ケタに乗せた。
上写真=今季のゴール数を11点に伸ばしたエリキ(写真◎J.LEAGUE)
■2020年10月10日 J1リーグ第21節(@ニッパツ:観衆3,675人)
横浜FM 4-0 大分
得点:(横)松原健、ジュニオール・サントス、エリキ2
得意の形から2ゴール
2-0で迎えた66分に投入されると、出場24分間で2ゴールを記録。2得点とも左サイドからドリブルで切り込み、得意の形からネットを揺らした。
「1点目は(水沼)宏太からボールを貰って、強いシュートをグラウンダーで抑えようと思って打ちました。2点目も同じようにしっかりと抑えようと思って、強いシュートが入って良かった」
大分戦を終えて今季は22試合出場11得点。2試合に1点のペースでゴールを量産しているエリキだが、「2ケタ得点を決めることができたけど、チームが勝つことが一番うれしい」とチームファーストの姿勢を強調し、「この勝利はディフェンスの選手たちがハードワークしてくれたおかげ」と無失点に抑えた守備陣に感謝した。
7日に行なわれたルヴァン杯準決勝の柏レイソル戦は0-1で敗れ、試合後には涙を見せた。「レイソル戦は本当に悔しい思いをしました。それでも人生は進むので、次の日から切り替えて、チーム全体で立ち直ることができました」。敗退から中2日で示したリバウンドメンタリティーに胸を張った。
9月は6試合連続ゴールを含む8得点2アシストの大活躍を見せ、リーグ月間MVPに選ばれたが「個人の表彰と思われるかもしれないけど、僕はそう思いません。マリノスのタイトルだと思います」と語ったエリキ。「マリノスに関わるすべての人間のおかげだと思いますし、チームメイトのおかげでこういうパフォーマンスを見せられたと思う。きょうもみんながハードワークして、みんなで素晴らしい勝利を得ることができました」と笑顔を見せ、チームの勝利を心から喜んだ。
取材◎多賀祐輔