柏レイソルを率いるネルシーニョ監督が5日、オンライン取材に応じた。7日に行なわれるルヴァンカップ準決勝の横浜F・マリノス戦でのポイントと、リーグ戦前節を欠場したMF江坂任の状態などを語った。

上写真=5日の午前練習後にオンライン取材に応じたネルシーニョ監督(写真◎スクリーンショット)

狙うは背後のスペース

 三度目の正直でファイナルへの切符をつかむ。ルヴァン杯準決勝で激突する横浜FMとは、今季リーグ戦ですでに2度対戦し1分け1敗。9月27日にホームで行なわれた前回対戦はFWオルンガが先制点を奪ったものの、後半に3点を奪い返されて逆転負けを喫した。

 ネルシーニョ監督は「チャンスを決め切れず、徐々に相手にペースを握られた試合だった。自分たちのミスから相手にスペースを与えてしまい、カウンターのシチュエーションを作られた」と振り返り、「ミーティングで選手たちに改善点を伝えてきた」という。

 一発勝負の準決勝で狙うは敵の背後。百戦錬磨の名将は「お互いをよく知っているからこそ、弱点が見えている。マリノスは攻撃的で、守備ラインの背後が空くことが多い。我々は堅い守備からスペースに勢いよく出て行く攻撃がカギになる」と語る。

 3日に行なわれたJ1リーグ第20節・横浜FC戦では「重要な役割を担っている選手」であるFWクリスティアーノが長期離脱から復帰し、前線の駒が戻ってきた。なお、その横浜FC戦ではMF江坂任が今季初めて欠場したが、ネルシーニョ監督は「問題があるわけではない。(欠場は)回復させる狙い。次の試合に向けて準備している」と明かし、オルンガ、クリスティアーノ、江坂がリーグ開幕戦以来、同時にピッチに立つ可能性が出てきた。