写真◎J.LEAGUE
9月30日に行なわれたJ1第25節で横浜F・マリノスはホームでサガン鳥栖と対戦し、1-1のドローに終わった。前半10分から左WBとして途中出場したFW大津祐樹は積極性を示すも、結果を残すことはできなかった。
上写真＝2試合ぶりにリーグ戦に出場したMF大津（写真◎J.LEAGUE）
■2020年9月30日 J1リーグ第25節（@ニッパツ：観衆3,431人）
横浜FM 1-1 鳥栖
得点：（横）エリキ
（鳥）森下龍矢
「守備でも先手を」
足を痛めた高野遼に代わり、前半10分に急遽ピッチへと送り込まれた。ポジションは3-4-3の左WB。「どんな状況でも常に出られる準備をしている」と語る大津は、「仕掛けることが自分の持ち味。中盤ではシンプルに味方を使うことを意識してプレーした」と振り返った。
前半は鳥栖の右SB森下龍矢の勢いに押されたものの、森下がベンチに下がった終盤は鋭いクロスを上げてチャンスを作った。だがチームとして追い上げるのが遅く、同点に追いつくのが精一杯だった。アンジェ・ポステコグルー監督は「何もなかった」と厳しい口調で試合を振り返り、大津も「勝利に貢献できなくて残念。自分たちのサッカーができなかったと選手たちも感じている」と話した。
横浜FMはシステムを3-4-3に変更し、直近は4連勝を飾っていたが、鳥栖戦では相手に主導権を握られた。両WBの裏のスペースが狙われ、「最終的に後ろでやらせないことも大事だけど、どこかのタイミングで守備でも先手を取って仕掛けることが重要」と大津。黒星は免れたが「3バックに対して相手が分析してきたときにどうするかを考えないといけない」と語った。
取材◎多賀祐輔 写真◎J.LEAGUE