ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタが25日、練習後にオンライン取材に応じた。イニエスタは新監督に就任した三浦淳寛氏について好印象を語り、新体制での初陣となる26日の北海道コンサドーレ札幌戦に向けて意気込みを語った。

上写真=25日のオンライン取材に応じたイニエスタ(写真◎VISSEL KOBE)

「クラブにとって最善の決断」

 神戸は22日にフィンク前監督が退任し、24日に前スポーツダイレクターの三浦淳寛氏が新監督に就任した。主将を務めるイニエスタは「チームとして変化が伴うものなので監督交代は難しさがあるが、クラブにとって最善の決断だったと思う」と語った。

 新監督に対して「印象はポジティブ」と語るイニエスタ。強化部門トップのスポーツダイレクターを務めていた三浦氏とは何度も意見交換を行なってきた。「サッカーのビジョンは理解している。ゲームをコントロールして、積極的にボールをつないでチャンスを築いていくことが、このチームが目指すべき方向と考えている」。神戸は現在11位とリーグ優勝は絶望的な状況だが「シーズンはまだ残っているし、ACLの戦いもある」とタイトルへの意欲を示し、「新しい監督のコンセプト、アイデアを付け加えていくことでさらに成長できる」と話した。

 自身の状態については「ケガの影響で数試合出られなかったが、コンディションは徐々に上がってきた」。マルコス・ビベスコーチが暫定的に指揮を執った前節のサガン鳥栖戦ではチームの全得点に絡み、復調をアピール。「この前の試合は、良いスタートを切るために重要な試合だった。4得点を決めて勝利できたので、流れを変えるために大きな一歩を踏み出せた」と手応えを語り、「明日の試合もこの流れで、自信を持ってやっていきたい」と今季初のホーム2連勝を誓った。