写真◎CEREZO OSAKA
セレッソ大阪のMF清武弘嗣が22日、オンライン取材に応じた。前節の鹿島アントラーズ戦に敗れて首位・川崎フロンターレとの勝ち点差は8に開いたが、キャプテンの清武は「目標は変わっていない」と悲願のリーグ初優勝に向けて決意を新たにした。
上写真=キャプテンとしてチームをけん引するMF清武(写真◎CEREZO OSAKA)
「最終的にはトップの位置で」
15年ぶりとなる7連勝をかけて臨んだ前節の鹿島戦だったが、不運な判定もあり1-2で敗戦。87分までプレーした清武は「どういう結果になってもおかしくない試合だったけど、鹿島のほうがセカンドボール(への寄せ)も速かった。僕たちも学ぶべき試合だった」と振り返り、23日のFC東京戦に向けて「この負けを引きずらないように、細かいところを突き詰めながら戦っていきたい」と話した。
ここまで18試合を終えて12勝3分け3敗。例年なら首位に立っていてもおかしくないが、今季は川崎フロンターレが15勝2分け1敗という驚異的な成績でトップを走る。清武はライバルについて「率直にすごいと思う」と強さを認めつつ、「6試合で勝ち点3を落としていると考えると大きい。優勝するには、その6試合の勝ち点を後半戦でしっかり取っていかないといけない」と語った。
前節の敗戦で川崎Fとの勝ち点差が8に開いたものの「目標は変わっていない」。ロティーナ体制2年目の今季は攻守に安定した戦いを披露し、チームの完成度はリーグ屈指。清武は「やりたいサッカーもしっかりできていた」と前半戦を振り返り、手応えを感じている。
「この戦いを続けながら、どんな相手にも勝てるサッカーをして、最終的にはトップの位置で終わりたい」
悲願のリーグ初優勝へ並々ならぬ闘志を燃やす清武は「勝ち点を落とさないように、僕たちは常に勝ち点3を狙っていくしかない。1試合1試合、3ポイントを目指して頑張っていきたい」と、後半戦での巻き返しを誓った。