北海道コンサドーレ札幌のミシャこと、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督がルヴァンカップ準々決勝。横浜F・マリノス戦を前に取材に応じ、意気込みを語った。昨季の決勝で手にできなかった聖杯を獲得するために、今夜、勝利を目指す。

上写真=横浜FMをリスペクトしながらもペトロヴィッチ監督は必勝を誓った(写真◎J.LEAGUE)

一つの勝利をもってこの状況は脱することができる

 昨季、ルヴァンカップ決勝に進出した札幌は決勝で川崎フロンターレにPK戦の末に敗れ、あと一歩のところで初タイトルを逃した。ミシャ監督は、それを「忘れ物」と言った。

「われわれは昨年のファイナリストです。そしてその決勝で忘れ物をしてきた。それを取りにいかなければならない。私はそう思っている」

 今季のルヴァンカップは、新型コロナウイルスの影響により大幅にレギュレーションが変更された。準々決勝も準決勝も1回戦制で開催される。つまり、決勝トーナメント以降すべてが一発勝負になった。

 今夜、札幌が対戦する横浜FMとの準々決勝も一発勝負。ホームで戦える強みはあるが、相手は1週間前に完敗したチームである。

「マリノスは個々の選手の能力も高く、非常に面白く洗練された攻撃サッカーをする。手ごわい相手であることは過去の対戦からも分かるだろう。今シーズンは、ホームとアウェーで戦ったが、ホームではわれわれが非常にアグレッシブに、相手にスペースを与えない戦い方の中で、勝利を手にすることができた(3-1)。一方でアウェーの試合では、われわれが常に後手を踏むような試合展開になってしまった(1-4)。
 やはり前回ホームで戦ったように、相手にスペースと時間を与えないような戦い方をしなければならない。運動量、球際、ボールを奪ってからの攻撃が重要になる」

 マンツーマンの守備で相手の自由を奪い、ボール奪取から効率よくゴールを奪ったのが前回(7月26日)のホームゲーム。そしてマンツーマンの守備が機能せず、人を捕まえられずスペースを使われて自由に攻撃されたのがアウェーゲームだった。

「非常に手ごわい相手だが、このマリノス戦に勝つことができれば、再びファイナルの舞台に駒を進められる、それくらいキーになるゲームだと思っている。ホームで、これまでのマリノス戦のように、アグレッシブに戦い、勝利を引き寄せたい」

 現在、札幌は公式戦で6戦未勝利と苦しむが、「こうした状況は必ず一つの勝利をもって脱することができると私は思っている。良いゲームはできているからだ」と指揮官は話し、「結果が出ないことで慌てることなく、自分たちのやるべきことをしっかりやり抜くこと。目の前の相手を倒しに行くこと、それを続けていけば必ずこの状況は乗り越えていける」と強調した。

 再び決勝の舞台に立つために、絶対に勝たなければならない一戦ーー。今季3度目の横浜FM戦は今夜19時にキックオフされる。