FC東京の永井謙佑が28日、ガンバ大阪戦を翌日に控えてオンライン取材に応じた。前節は鹿島アントラーズに悔しい逆転負けを喫したが、すでに気持ちは切り換え済みだ。G大阪戦は上位に踏み留まるためにも負けられない一戦。必勝を誓った。

上写真=チームとして立ち上がりの得点が少ないと指摘した永井。G大阪戦で自ら先制点を奪えるか?(写真提供◎FC東京)

ガンバは攻撃的なイメージがある

 逆転負けを喫した鹿島戦について、永井は「後ろに重くなってしまった」ことを反省点に挙げた。それが失点につながったとも指摘。「もう少し高い位置でボールを奪うようにして、そこからいい攻撃につなげていきたい」。明日のガンバ大阪戦へ向けた修正点は明白だ。

「立ち上がり15分で最近得点がなかなか取れていない。試合の入りの部分でパワーを持ってやっていきたいというのがある。そこで点を取れれば、すごくウチらしいサッカーができると思うので」

 立ち上がりに点を取り、相手が前に出てこざるを得ない状況を作る。そうなれば、ボール奪取から伝家の宝刀を抜くことができる。つまりはカウンターも、より生きる。複数得点も狙える。勝利の方程式は明白だ。

 前節は、球際バトルで劣勢となり、失点することにもなった。永井は「失点した時間帯で寄せ切れていなかった」と振り返る。連戦中で厳しい戦いは続いているが、むしろ多くの選手が起用される状況を「新しい選手が出てきて自分も勉強できている」とポジティブにとらえている。

 相手のG大阪は、8月に入ってからリーグ戦は1勝1分け2敗(1試合鳥栖戦が中止)と負けが先行する。そしてFC東京は2勝2分け2敗と五分の成績。このたびの一戦のポイントについて永井は、「ガンバはすごい攻撃的なイメージがあります。前線にはタレントがたくさんいるので、途中から誰が出てくるか。パトリックがいたり、渡邉千真選手がいたり。そういう部分を抑えつつ、しっかりこっちが得点することが大事かなと思います」と話した。

 序盤に点を取って、優位に試合を進めるのが思い描くプラン。まずは立ち上がり15分、永井は全開でいく。