写真◎スクリーンショット
J1で首位に立つ川崎フロンターレのMF田中碧が21日、練習後にオンライン取材に応じた。川崎Fは前節の勝利でJ1最多となる10連勝を記録し独走状態に入っているが、田中はチームとしても、個人としてもまだまだ向上できると語った。
上写真=落ち着いた様子でオンライン取材に応じたMF田中(写真◎スクリーンショット)
「一歩、二歩の世界」
飽くなき向上心が川崎Fの強さを支えている。4-3-3のアンカーを務める田中は「10連勝しているけど、自分たちは強い、とは思っていない。毎試合、毎試合課題があるので」と事もなげに語り、個人としても「まだまだやるべきことはあると感じている」という。
前節のセレッソ大阪戦はスコアこそ5-2と大差がついたが、序盤は相手のプレスに苦しみ、田中の両脇のスペースを突かれて後手に回るシーンも多かった。「僕らも敵にアンカーがいたらまずはそこを抑えに行くので、敵からしたら自分を抑えることがポイントになると思う」。相手に狙われることは織り込み済みで、「ボールを受けなくても、そこにいれば敵が嫌がるような立ち位置。一歩、二歩の世界だと思うけど、そこの質にこだわらないといけない」と自身の課題を明かした。
次節の対戦相手、名古屋グランパスについては「前に速い選手がいて、勢いもある」と田中。昨季まで川崎FでプレーしていたMF阿部浩之が負傷離脱から復帰するという情報もあるが、「一緒にプレーしていたので特長は分かっている。決定的な仕事ができる選手なので、そこの部分で何もやらせないことが大事」とエース封じを誓った。