J1最下位の湘南ベルマーレは19日のJ1第11節で名古屋グランパスに敗れ、これで5連敗となった。チーム最年長のFW石原直樹は「もったいない試合にしてしまった」と、終了間際の失点を悔やんだ。

上写真=前節に続いてフル出場した36歳のFW石原(写真◎J.LEAGUE)

■2020年8月19日 J1リーグ第11節(@BMWス:観衆2,976人)
湘南 0-1 名古屋
得点:(名)OG

後半は互角に戦うも…

 前節の横浜FC戦は開始20分で4失点という今季最悪の内容で大敗。挽回を期して臨んだ今節だったが、後半アディショナルタイムにオウンゴールで失点し、またも勝ち点を逃した。2試合連続でフル出場した石原は「きょうのゲームだったら0-0で終わらせたかった」と試合を振り返った。

 相手に押し込まれた前半から一転、オープンな展開となった後半はカウンターからチャンスを作るなど互角の戦いを演じ、石原にも90分に絶好機が訪れた。しかし、シュートは大きく枠を外れた。「後半は自分たちの流れの時間が多かったので、そのなかで得点を取っていかないと、ああやって最後にもっていかれてしまう。それがいまのベルマーレの流れじゃないけど、もったいない試合にしてしまった」と結果を悔やんだ。

 だが、落ち込んでいる暇はない。中3日で次の試合はやってくる。「過去にも連戦はやってきているので、僕自身は苦手なイメージはない」と語る36歳のベテランは、「きょうはしっかり戦えていた部分もあると思うので、これを最低限として積み上げていきたい」と気持ちを切り替えていた。

現地取材◎多賀祐輔 写真◎J.LEAGUE