上写真=川崎F戦を翌日に控え、前日練習に臨んだヨニッチ(写真◎CEREZO OSAKA)
川崎Fは「柏と似ている」
8月19日の明治安田生命J1リーグ第11節で、セレッソ大阪は川崎フロンターレと対戦する。9連勝で首位を走る川崎Fに対し、C大阪は勝ち点7差の2位。シーズン序盤の大一番は、リーグ最少タイの6失点の堅守を誇るC大阪と、リーグ最多29得点の川崎Fとの『盾と矛』の対決としても注目が集まる。
前節は、第9節終了時点でリーグ2位の20得点を挙げていた柏レイソルとアウェーで対戦し、3-1で勝利。DFマテイ・ヨニッチは「すごく厳しい試合だったのは間違いない。開始5分で先制できたのはよかったが、その後はずっと攻められ続けていた」と語り、「良いストライカーがたくさんいるので、気を付けなければいけなかった。ボックス内にパスも入ってきていて、気を抜けない時間が続いた」と苦闘を振り返った。
2試合続けて攻撃力の高いチームとアウェーで対戦する。川崎Fについて「プレースタイルが柏と似ているところがある。人数をかけて、ボックス内にたくさんボールを入れてくる」と分析するヨニッチは、「試合に出るからには全力を尽くしてゴールを守る」と、強力攻撃陣に立ちはだかる決意を強調した。
公式戦再開後は過密日程の連戦が続く。「3日おきくらいに試合がある。試合が終わったら、すぐ次の試合に向けて準備しなければいけないので、リラックスできる時間は全然ない」とコメントしたヨニッチだが、「自粛期間中に十分リラックスはできた。いまは試合が立て続けにあることに集中しなければならない」と続け、心身ともに臨戦態勢を維持していると明かした。
柏戦から中3日で迎える川崎F戦は、勝てば勝ち点差を4に縮めることができる。ヨニッチは「川崎Fは良いスタートを切っているので、もちろん難しい試合になると思う。でも、逃げ腰で臨むことはしたくない。そういう意味でも集中していきたいし、やるからにはアウェーでも勝ちにいきたい」と言葉に力を込め、難敵との戦いに意気込んでいた。