写真◎Getty Images
J1のサガン鳥栖は11日、金明輝監督が新型コロナウイルスに感染したことを受け、同日夜にオンラインでサポーターミーティングを実施し、竹原稔社長が今後の検査のスケジュールなどについて話した。
上写真=指揮官不在の中、明日のルヴァン杯に臨む鳥栖(写真◎GettyImages)
コーチ2人が監督代行に
冒頭で竹原社長は、金明輝監督の感染を受け、トップチームの選手・スタッフ、アカデミースタッフ、フロントスタッフの計89名を対象に本日PCR検査を実施したことを報告し、結果は明日昼に判明する予定だという。チームは明日、アウェーでルヴァン杯・サンフレッチェ広島戦(19時キックオフ)を控えており、通常なら試合前日に敵地に移動するが、現在は関係者全員が自宅で待機中。PCR検査の結果を待ち、陰性が確認された選手・スタッフのみが試合当日に移動することとなった。
鳥栖の今後のスケジュールは、明日12日にルヴァン杯・サンフレッチェ広島戦(アウェー)、15日にJ1第10節・ガンバ大阪戦(ホーム)、19日にJ1第11節・ベガルタ仙台戦(アウェー)、23日にJ1第12節・北海道コンサドーレ札幌戦(ホーム)を予定している。
本日実施したPCR検査に続き、13日にはJリーグによる公式検査を行ない、その結果は15日のG大阪戦の試合前には判明する予定。その後、仙台戦と札幌戦の間にクラブ独自のPCR検査を再び実施する。竹原社長は「PCR検査を数多くすればいいわけではないが、相手チームに安心してもらえるように」と話した。
なお指揮官不在のため、明日の広島戦はトップチームの桑原勇斗コーチと菊地直哉コーチが指揮を執ることとなった。桑原コーチは「その場にいない監督の気持ちを背負い、またサポーターの方々とともにこの数試合を勝ち進みたい」と話し、菊地コーチは「長年クラブのために戦ってきたミョンヒさんに良い形で引き継げるように、この緊急事態をサガン鳥栖ファミリーで戦っていきたい」と意気込みを語った。