写真◎Getty Images
J1のセレッソ大阪は1日、J1第8節で湘南ベルマーレと対戦し、敵地で勝ち点3を獲得した。この結果、ガンバ大阪を抜いて暫定2位に浮上。決勝点をマークしたMF清武弘嗣は、自身の今季初ゴールと3試合ぶりの勝利を喜んだ。
上写真=PKを決めて白い歯を見せるMF清武(写真◎Getty Images)
■2020年8月1日 J1リーグ第8節(@等々力:観衆3,494人)
湘南 0-1 C大阪
得点:(C)清武弘嗣
「早く1点が欲しかった」
序盤からボールを支配しながらも湘南の堅い守備を崩せず前半が終了したが、チームに焦りはなかったという。「前半の最初からスピードを上げられればよかったけど、相手がうまく中を締めていたので。でも後半はスペースが空いてくるというのは想定内だった」。試合後、キャプテンの清武はそう振り返った。
事実、後半に入ると湘南ディフェンスに隙が生まれ始める。そして70分、奥埜博亮とのワンツーを試みた坂元達裕がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。「タツ(坂元)が蹴るかなと思ったけど、サーッといなくなったので(笑)」。プレッシャーのかかる場面だったが冷静にゴール左スミに蹴り込み、キッカーの務めを果たした。
第8節でようやく生まれた今季リーグ戦初ゴール。「去年も湘南で決めているので、今年も取れて良かった」。昨季は1得点に終わったが、そのゴールを決めたのが昨年6月30日のアウェー湘南戦だった。J1でのゴールは実に398日ぶり。「早く1点が欲しかった。PKですけどゴールはゴールなので、良しとします」。相性のいいスタジアムで再びゴールを奪い、安堵の表情を浮かべた。
結局、PKによる1点がこの試合唯一のゴールとなり、最少得点差でC大阪が勝利。73分までプレーした清武は「チーム全体として規律があるので、毎試合、僕たちは堅い」と胸を張り、「引き分けが2試合続いていたので、今日は本当に勝ち点3が欲しかった。苦しい中でも勝てたことは良かった」と3試合ぶりの勝利を喜んだ。
現地取材◎多賀祐輔 写真◎Getty Images