セレッソ大阪のDF瀬古歩夢が31日、湘南ベルマーレ戦に向けた前日練習後にオンライン取材に応じた。湘南戦に向けて瀬古はC大阪アカデミー時代の同級生、MF鈴木冬一との対戦を心待ちにし、自身3試合ぶりの出場に意欲を示した。

上写真=今季ここまでリーグ戦3試合に出場しているDF瀬古(写真◎CEREZO OSAKA)

「ゼロで抑えていきたい」

 昨季はJ1最少失点を記録したC大阪。今季も7節終了時点で失点数はリーグ2番目に少なく、「去年と同様に今年もやれているので、これを継続していきたい」と瀬古。最終ラインの一員として、ここまでの数字には手応えを感じている。

 一方で今季も得点力が課題で、直近2試合は勝ち切れずドローが続く。ベンチから戦況を見つめた瀬古は「ボール運びとかゲーム自体は悪くなかったけど、最後のところの精度や高めないといけない」とチーム全体の問題点を挙げつつ、「前の試合は失点もしているので、これからはゼロで抑えていきたい」と、湘南戦で自身3試合ぶりの出場と完封を狙っている。

 湘南戦ではMF鈴木冬一とのマッチアップにも闘志を燃やす。瀬古と鈴木はU-12時代から高校2年までC大阪アカデミーでともにプレーした同級生。鈴木は高校3年時に長崎総科大附属高に転入し、卒業後に湘南加入したためプロでは敵として顔を合わせるが、「冬一の活躍はうれしいですし、自分ももっと頑張ろうと思わせてくれる存在なので、一緒にプレーできたら一生懸命頑張りたい」と話した。