FC東京のFW原大智が30日、オンラインでの取材に応じ、短いながらも札幌戦、鹿島戦で出場機会を得た感想と意気込みを語った。アタック陣にケガ人が続出している中、指揮官も期待する『若い力』が存在感を示し始めている。

上写真=トレーニングに励む原大智。鳥栖戦でゴールなるか⁉(写真◎FC東京)

昨季のJ3得点王は「シュートが得意」と言い切った

 長谷川健太監督の期待の大きさが分かるコメントがある。25日のオンラインによる練習後の取材。

「(若い選手たちについて聞かれて)試合に使えるレベルにあると思います。どのレベルを求めるかというところが問題であって、若い選手も一緒に練習しているわけですし、ある程度のレベルはそろっています」。そう断ってから、指揮官は一人の選手の名を口にした。

「原も、(札幌戦で)絡んだ言えば絡んだけれど、彼の持っているものを20分で出せたかというとまだ出し切れていない。もちろん経験が必要だし、過度な期待は重荷になると思います。少しずつ慣らしていくところですが、悠長に構えてもいられない。早く使えるようにならないといけない」

 指揮官は、その能力を高く評価していた。昨季のJ3で19ゴールをスコアし、原は得点王に輝いた。持っているものに間違いはない。あとはJ1という舞台に慣れて、自らの力を発揮できるかどうか。

 札幌戦で21分、鹿島戦で24分。途中出場し、ピッチに立った。その足跡はまだまだ色濃いものではないが、それでも着実に歩みを進めている。本人は言う。

「(試合に出場して)自分でできたところとできていないところが、しっかり分かったので。札幌戦でデビューして、J1がどういう環境で、どういう舞台かを感じられました。次の試合が楽しみですが、自分を生かし切れていなかったので、もっともっと出していきたい」

 自分を出すとは、どういうことか。21歳の若武者は、きっぱりと口にした。

「(自分の)チャンスやシュート場面が少ない。シュートが得意なので、その場面ももっと作りたい。チャンスをつくる数もまだ少ないですし。途中から出て、自分たちがチームを活性化させないといけないのに、まだまだ足りないと感じます」

 シュートが得意。そう言い切った。田川亮介、東慶悟と、アタック陣にケガ人が相次いでいる中、何とも頼もしい言葉だ。

「つかんでいる部分もあるし、まだ足りない部分もあるし。その足りない部分が試合に出て、やった分かったところもあるので。結果は出ていないですけど、自分の感触はいいので、早く結果を出せるようにしたいです」

 明後日の鳥栖戦も、おそらく出番は巡ってくるだろう。そこで何を見せられるか。出場時間を伸ばしつつある今、結果を出すことの重要性については本人も自覚するところだ。

 191㎝の長身を誇り、ゆえに空中戦に強く、鋭い飛び出しを武器としつつ、ドリブルもできて、両足でシュートが打つこともできる。おまけに「シュートが得意」と言い切れるハートまで持っている。トップでもサイドでも力を出せる万能ストライカー、原大智。ブレイクするなら、今か。