写真◎Getty Images
J1の北海道コンサドーレ札幌を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督が25日、オンラインで取材に対応。26日に行なわれる横浜F・マリノス戦の展望のほか、自身のチーム作りについても語った。
上写真=ピッチサイドで指示を送るペトロヴィッチ監督(写真◎GettyImages)
大卒1年目の3人が存在感
今季最初のホームゲームとなった前節のFC東京戦は、リードしながら試合終了間際の88分に失点。「多くのチャンスを作りながら、2点目の決定機を決められず最後に追いつかれてしまった」と3戦連続ドローを嘆いたペトロヴィッチ監督だが、一方で「運動量、球際、そして自分たちの攻撃的なサッカーを十分に出せたゲームだった。そういった内容も含めて、選手たちが調子を上げてきていると感じている」とポジティブな面も見いだしている。
FC東京戦では大卒1年目のDF田中駿汰が今季2度目の先発を飾り、3バックの真ん中で及第点のプレーを披露。同じく今季加入のMF金子拓郎、MF高嶺朋樹も5試合連続で途中出場するなど、期待の若手がチャンスをつかんでいる。ペトロヴィッチ監督は「我々のような資金力のないクラブは、若手をしっかりと育てながら結果も求め、チーム作りをしていかないといけない」と語り、「金子、高嶺、田中の3人はまだまだ経験が足りないが、出場機会を得ることによって今シーズンさらに成長していくだろう」と期待を寄せる。
26日のJ1第7節では、ホームに昨季J1王者の横浜FMを迎え撃つ。指揮官は「マリノスは非常に危険な攻撃をしてくる。彼らはリーグ再開後に思ったような結果を得られていないため、我々との試合で勝ちが欲しいはず。強い気持ちを持って戦ってくるだろう」と警戒しつつ、「我々も良い内容のゲームをしながら引き分けという結果が続いているので、勝利するために全力で戦いたい」と今季ホーム初勝利を誓った。