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鹿島アントラーズは22日、J1第6節で湘南ベルマーレと対戦。今季新加入のDF杉岡大暉は古巣対戦で今季初先発を飾ったが、チームを勝利に導くことはできなかった。
上写真=古巣の湘南戦に先発したDF杉岡(写真◎Getty Images)
「負けたくない相手だった」
鹿島加入1年目の今季、背番号5を与えられるなど期待は高かったが、右足ハムストリングの負傷で出遅れた。その間に同じく新加入のDF永戸勝也が左サイドバックに定着。第4節・浦和レッズ戦で加入後初出場を果たしたが、続く横浜F・マリノス戦はベンチ外。苦しい状況が続いていた。
ようやく訪れた先発出場の機会は、奇しくも古巣の湘南戦。休養の永戸に代わって左サイドバックを務め、90分間走り続けた。だが、チームは後半にセットプレーから失点し、0-1で敗戦。「最後の精度も、組み立てに関しても課題が多い。意図的に崩せている場面があまりなかった」。
個人としても納得のいくパフォーマンスを発揮できなかった。後半に入ってから攻撃参加の回数が増え、クロスからチャンスを作ったものの、「そういう場面を前半からもっと増やしたかった」と反省。自身初の古巣対戦を振り返り、「やっぱり負けたくない相手でしたし、僕自身、今年初めてスタメンで出るチャンスをもらったので、結果を出したかったけど…残念な結果に終わってしまった」と肩を落とした。
現地取材◎多賀祐輔 写真◎Getty Images