7月21日、鹿島アントラーズのDF町田浩樹が練習後のオンライン取材に応じた。翌22日には湘南ベルマーレとのアウェー戦に臨む。待望の今季初勝利を挙げた前節の横浜FM戦を振り返り、中3日で迎える湘南戦への意気込みや、勝敗のポイントについて語った。

上写真=湘南戦に向けたトレーニングに励む身長190センチのDF町田浩樹(写真◎鹿島アントラーズ)

「勝利を継続しなければいけないチーム」

「ずっと苦しい時期が続いていたので、まず1勝挙げられて、僕だけでなく、みんなも肩の荷が下りたと思います」

 前節、カシマスタジアムで横浜FMを4-2で破り、今季初勝利を挙げた鹿島。GKクォン・スンテとともにJ1リーグ戦でフル出場を続けるDF町田浩樹は、安堵の表情でその一戦を振り返った。ただ、「勝てたことはうれしいけれど、2失点もしたし、まだまだ課題はたくさんある。(自身の出来に)納得はしていない」と言う。「攻撃の面でも守備の面でも、まだまだ良くなる」。町田はさらに良い内容の試合を目指している。

 前節から中3日で、早くも次節を迎える。7月22日の一戦は、アウェーでの湘南戦だ。昨季も夏場の連戦のさなかに対戦し、後半アディショナルタイムにセットプレーから失点して敗れている。町田はベンチから戦況を見守っていたが、チームとして同じ轍は二度と踏みたくない。

「湘南はそんなに(選手の)身長が高いチームではないので、セットプレーはチャンスになると思います。ただ、逆に昨年は、うちがセットプレーで失点しているし、今年もセットプレーの流れからの失点が多い。(セットプレーは)守備の面でもキーポイントになってくるかなと。自分たちが(ボールを)持つ時間帯も多くなると思いますが、その中で点を取ることは課題でもあります。練習の成果を試合でしっかり出せればいいです」

 ようやくつかんだ勝利を今後も継続していくために、湘南戦も重要な一戦となるだろう。

「勝利を継続していかなければいけないチームなので、(試合に)出ている選手が責任を持ってプレーしなければいけない。前節で勝った流れを途切れさせないように」

 常勝軍団の復活へ――。勝利に飢えた鹿島が、連勝を懸けてShonan BMWスタジアム平塚に乗り込む。