写真◎J.LEAGUE
今季J1に昇格した横浜FCは18日、ホームに川崎フロンターレを迎え、真っ向勝負を挑んだ。結果は1-5と完敗に終わったが、U-19日本代表のFW斉藤光毅は課題とともに手応えも感じている。
上写真=リーグ再開後、4試合連続スタメンのFW斉藤光毅(写真◎J.LEAGUE)
■2020年7月18日 J1リーグ第5節(@ニッパツ:観衆2,733人)
横浜FC 1-5 川崎F
得点:(横)田代真一
(川)脇坂泰斗、小林悠2、家長昭博、谷口彰悟
課題と向き合えるから楽しい
川崎F戦にフル出場した斉藤は試合後、「同点に追いつけたところまでは良かったけど、そこから失点して、こういう恥ずかしい結果になってしまった」と反省。それでも「やれた部分もあったので、チームとしてポジティブにやっていけたらいいかなと思います」と前を向いた。
事実、チームが新たに取り組んでいる後方からのビルドアップは成果が見られた。中断期間にシステムを変更し、ポゼッションスタイルに舵を切った横浜FCは、その道にかけては先を行く川崎Fを相手にしても一歩も怯まず、ボール支配率で上回る時間帯も多かった。ただ、そのなかで見えた個人の課題もあると斉藤は言う。
「中盤で受けたときにボールが足につかなくてロストすることがあったし、カウンターで相手に囲まれてボールロストする場面も結構あったので、そこはもう一回試合を見直して、練習から改善していきたい」
自己評価は「基本的にまだまだ」としながら、「深い位置でボールを貰ってそのままえぐってクロスだったり、少しだけですけどやれた部分はあった」と手応えも感じている。
「J1の舞台は毎試合、課題と向き合えるので楽しい。成長できるっていう実感もあるので、そこは楽しみながらポジティブにやっていけたらいいなと思います」
リーグ再開後は4試合連続で先発出場。試合には敗れたが、表情には充実感がにじんでいた。
現地取材◎多賀祐輔 写真◎J.LEAGUE