FC東京は8日、MF橋本拳人がロシア1部のFCロストフへ完全移籍することが決定したと発表した。今後メディカルチェックを経て正式契約を結ぶ予定で、7月18日のJ1第5節・浦和レッズ戦が最後の活動日となる。

上写真=J1第3節・川崎F戦に途中出場したMF橋本(写真◎J.LEAGUE)

念願の海外移籍が決定

 1993年生まれで現在26歳の橋本は、10歳からFC東京の下部組織で育ち、2012年にU-18からトップチームに昇格。2013年8月から2014年12月までロアッソ熊本へ期限付き移籍して実戦経験を積み、2015年の復帰以降は主力として活躍。J1優勝争いを演じた昨季はリーグ戦全試合に出場してベストイレブンに選出され、同年3月に日本代表デビューを飾った。

 クラブを通じて発表された橋本のコメントは以下の通り。

「10歳でFC東京のサッカースクールに参加してから約17年間、 僕の人生のほとんどを『FC東京の橋本拳人』として誇りをもって生きてきました。 そして2018年から石川直宏さんの18番を背負わせてもらい、 チームの象徴となる選手を目指していた中で、今回、 子どもの時からの夢である海外移籍を決断することにしました。

 僕の海外挑戦という夢を後押ししてくれたクラブ、 そしてサッカーを始めてから僕を指導してくださった指導者の方々に本当に感謝しております。プロに入ってから今までを振り返ると辛いこと、
悔しかったことなど多くの困難がありましたがすべてを乗り越えられたのは、 自分を支えてくれた家族、 チームメイト、 スタッフ、 そしてファン・サポーターのみなさんの応援のおかげです。

 小平グランドや味スタでみなさんとお会いできないと思うと、 とても寂しいですが、 新天地でも自分らしくこれまで培った『FC東京魂』『青赤魂』をもって挑んでいきたいと思います! 僕の活躍が日本まで届くように頑張りますので、 これからも気にしてもらえたら嬉しいです!

 最後になりますが、 FC東京に関わる全てのみなさま長い間本当にありがとうございました。FC東京の優勝を心から願っています」