写真◎スクリーンショット
J1のセレッソ大阪は7日、練習後にオンラインの取材対応を行なった。4日の大阪ダービーに先発したDF木本恭生は、再開初戦の勝利にも油断せずコンディションを上げていく必要性を語った。
上写真=オンラインで取材に応じたDF木本(写真◎スクリーンショット)
練習試合との違いを痛感
C大阪はJ1再開初戦となった第2節で、ガンバ大阪とのダービーに2-1で勝利。アウェーから勝ち点3を持ち帰った。
シュート数でもG大阪を1本上回り、前後半に1点ずつ奪って勝利している。木本は「チームのコンセプトは皆が理解しているし、去年に引き続きコンセプトを守ってプレーできたことが勝利できた要因だと思います」と勝因を振り返った。
ただし、長い中断期間を経て、すぐに本調子とはいかないようだ。「練習試合が何試合かありましたが、公式戦とは違うなというのがあって。公式戦ならではの、相手のスピードやドリブルへの対応はまだまだ。そういうものは公式戦じゃないと取り戻せない」と話す。C大阪は4つの交代枠を使ったが、先発した4人のDFは全員がフル出場した。相手への反応、対応が必要になるポジションであるだけに、ロティーナ監督の先を見越した判断だったのかもしれない。
8日の試合でも、守備陣には集中力高い仕事ぶりが求められる。ホームに迎える清水はまだ勝利がないが、FC東京との開幕戦など、悪くないプレーも見せていた。木本は「(クラモフスキー監督が昨年まで)マリノスのコーチをやっていたということもあって、少しマリノスに近いようなポジション取りをしたり、攻撃的な部分があると思う。ディフェンスラインやチーム全体で守備をしていかないとやられてしまう」と警戒する。
実践の感覚は、「練習でも少しはできるかもしれないけど、公式戦じゃないとそういう間合いは取り戻せないと思う。少しずつでは駄目だけど、公式戦を通じて取り戻していかないといけない」と木本。目指す姿へたとえゆっくりであっても、着実に近づいていくつもりだ。