写真◎スクリーンショット
J1の柏レイソルを率いるネルシーニョ監督が6日、非公開練習のあとにオンラインで取材に応じた。新型コロナウイルスの影響で今季は過密日程となるが、ネルシーニョ監督はそれほど不安を感じていないようだ。
上写真=オンラインで取材に応じたネルシーニョ監督(写真◎スクリーンショット)
キーワードは効率性
ネルシーニョ監督は4日のFC東京戦を振り返り、「久しぶりの公式戦で、いろんな制約もあったが、それを感じさせないくらいよくやってくれた」と評価。試合には敗れたものの、「ボールを離すタイミングや、ポジショニング、クロスを上げるタイミングなど判断の部分は、プレーをしながら改善されていくと思う。これから試合を重ねていくとともに選手たちのゲーム勘は良くなっていく」と、今後チーム状態は向上すると見ている。
今季は交代枠が5人に増え、多くのチームが再開初戦から最大限に活用したが、FC東京戦でネルシーニョ監督が切ったカードは従来どおりの3枚。次節は中3日で行なわれるため、先発した選手たちの疲労が心配されるが、「彼らはプロアスリートなので回復は早い。きょうも普通にトレーニングを行なったが、次節を戦う上で支障をきたしている選手はいない。次のゲームもベストの状態で戦える」と自信を示した。
これからの連戦に向けて、ネルシーニョ監督は「効率性」をキーワードに挙げる。「トレーニングできる時間は実質2日しかない。また、その次の土曜日に試合(川崎フロンターレ戦)がやってくる。トレーニングを積むというより、選手の回復をどのように効率的に行なえるかが重要だと思っている」。8日に対戦する次節の対戦相手は横浜FC。指揮官の頭の中にはすでにイメージがあるようで、「堅い守備からショートカウンターを仕掛けてくる。しっかり準備したい」と話した。