J1の横浜FCは6日、次節の柏レイソルに向けて非公開練習を実施。トレーニング終了後に大卒1年目のDF星キョーワァンがオンラインで取材に応じた。
上写真=札幌戦でJ1デビューを果たしたDF星(写真◎スクリーンショット)
ピッチでの経験は財産
今季、駒澤大から加入した星は4日の北海道コンサドーレ札幌戦でJ1デビュー。初めて公式戦のピッチに立ち、「ここぞというときのスプリント、力の入れ方」に違いを感じたという。元イングランド代表FWジェイと激しいマッチアップを繰り広げ、下平隆宏監督は「80点くらいあげてもいい」と高評価を与えたが、本人は「ヘディングはもう少し勝ちたかった。自分的にはまだまだ」と謙遜した。
2月のルヴァン杯、リーグ戦ではメンバー外だったが、中断期間中に猛アピール。6月中旬からレギュラー組に入ることが多くなり、「もしかしたら行けるんじゃないかと、心の準備はしていた」という。それでも多少の緊張はあったというが、「試合前に先輩方にいじってもらったおかげで、始まったら緊張しないでプレーできた」。同じく大卒1年目のMF松尾佑介、MF瀬古樹は開幕スタメンを飾っており、「早く追い付きたいと思っていた。スタートラインに立ててよかった」と素直にデビューを喜んだ。
「できた部分もあるし、まだまだの部分も。それをピッチで経験できたのは自分の財産だと思うので、それを生かして成長できるように毎日の練習からやっていきたい」
武器は何と言っても抜群の身体能力。足元の技術やビルドアップなど課題はあるが、「足りないところを伸ばしながら、自分の長所で勝負したい。それが自分の生きる道だと思う」と決意。8日の柏レイソル戦に向けては、「前線にオルンガ選手、江坂(任)選手といった個の能力が高い選手がいるので、そこをどれだけ抑えられるかがポイント」と語った。