J1の名古屋グランパスは2日、今週末のJ1再開に向けて非公開練習を行なった。終了後にFW相馬勇紀がオンラインで取材に応じ、リーグ戦に懸ける意気込みを語った。

上写真=トレーニング後に取材に応じたFW相馬(写真◎スクリーンショット)

今季は数字にこだわる

 J1再開が2日後に迫り、相馬は「本当に楽しみ。ワクワクしている」と現在の心境を語った。最後に戦った公式戦は2月22日に行なわれたベガルタ仙台とのリーグ開幕戦。長い中断期間を経て、相馬は「試合に勝つために練習しているので、自分たちの生き甲斐というか、やっとここまで来れた」と、しみじみと語った。

 今季は「数字にこだわる」と公言しているとおり、再開初戦からゴールを狙っていく。「もちろんチームが勝つことが一番ですけど、勝つために得点を取らないといけない。サイドの選手が点を取れるチームは良い順位に行けるので、そこはしっかりやっていきたい」。コンディション調整も順調に進んでおり、「特に今週、体がキレてきた」と自信をにじませる。

 またリモートマッチ(無観客試合)については、「海外も含めてPKが多い印象。休んだ期間があった分、最後の一歩が遅れることがある」と私見を述べ、「ペナルティーエリア内ではいつも以上に仕掛けたい」と宣言。いよいよ再開するリーグ戦に向けて、「もちろん狙うのは頂点ですが、目の前の試合にどれだけ注力できるかが大切。あさっての清水エスパルス戦で、まず1勝をつかんでいきたい」と、今季のリーグ初勝利を狙う。