写真◎スクリーンショット
J1の名古屋グランパスは24日、非公開練習を行ない、終了後にブラジル出身のFWマテウスがオンラインで取材に応じた。
上写真=オンラインで取材に応じたFWマテウス(写真◎スクリーンショット)
「これ以上感染しないことを祈る」
名古屋は20日にFC岐阜のトレーニングマッチ(45分×3本)を実施。主力組の1本目に出場したマテウスは、「個人的に悪くはなかったけど、(状態は)まだまだ上げられる」と振り返り、具体的には「ボールを持っていないときのポジショニング」を課題に挙げた。
チームは今月1日に全体練習を再開したものの、2日にFW金崎夢生の新型コロナウイルス感染が判明し、活動が再び休止。その後、選手全員がクラブ主導のPCR検査を受け、13日から再び全体練習をスタートさせたが、他チームに比べて出遅れは否めない。それでもマテウスは「コンディションが100%じゃないのは当たり前。試合をしない限りリズムはなかなか戻せない。リーグが再開したら徐々にコンディションは良くなっていく」と、それほど不安は感じていないようだ。
先週末にはJリーグによるPCR検査を受け、マテウスも含め全員の陰性が再び確認された。リーグ再開に向けて一安心といったところだが、一方、母国ブラジルは新型コロナウイルス感染者が100万人を突破。死者数も5万人を超え、アメリカに次ぎ世界で2番目に多くなったことについてマテウスは、「ブラジルで生活している両親が心配。家族のみんな、ブラジルの人々がこれ以上感染しないことを祈るしかない」と神妙に語った。