セレッソ大阪のDF庄司朋乃也が19日、練習後にオンラインで取材に応じた。約2年半の武者修行で得た経験や、今季に懸ける思いなどを語った。

上写真=今季よりC大阪に復帰したDF庄司(写真◎スクリーンショット)

今年1月に入籍

 リーグ再開初戦の大阪ダービーに向けて、急ピッチで準備を進めるC大阪。先週末の練習試合(相手非公表)に出場した庄司は「個人的には悪くなかった」と振り返り、チームの雰囲気も「すごく良い」と語った。

 ツエーゲン金沢、大分トリニータへの期限付き移籍を経て、今季よりC大阪に復帰。ロティーナ監督の緻密な戦術を理解するのに少し苦労しているようだが、「守備の選手としては知識を得られるので楽しい」と前向きに取り組んでいる。「練習試合とかをしていて少し遅れをとっていると感じることもあるけど、これから修正していくことが大事なのかなと思う」。センターバックにはマテイ・ヨニッチ、木本恭生、瀬古歩夢と強力なライバルがそろうが、焦りはない。

「守備の対応は試合に出ることによって経験できた。空中戦やカバーリングを得意としているので、そこを出していきたい」

 約2年半の武者修行で実戦経験を積み、自信をつかんで古巣に帰ってきた。C大阪アカデミーから昇格し、今季プロ5年目。勝負のシーズンとなることは理解している。今季の目標は「まずは試合に出ること」。今年1月に入籍した22歳は、「一人じゃないので、いままで以上に頑張らなあかん」と決意を新たに、C大阪でのJ1リーグ初出場を目指している。